ルパン三世 カリオストロの城のあらすじと感想
1979年作品。上映時間100分。英語表題The Castle of Cagliostro
あらすじ
国が運営するカジノの金庫から大金を盗み出す事に成功したルパンと次元。
盗みがうまくいったことで車内に大金が埋め尽くされ、おおはしゃぎで喜ぶ2人だったが最初に異変に気づいたのがルパン。
その盗んだ札を良く見て見ると偽札のゴート札だった。
みるみる顔色が悪くなる2人。
どうしてこんな事になったんだと謎を追求するために国連加盟店に属する世界最小国にして人口3500人のカリオストロ公国へとたどりついた2人。
しかし国に入った途端に全身が黒一色にスタイルの男たちが車で暴走していた。
その先に目をやるとウェディングドレスを身にまとい車で逃走をはかろうとしていた花嫁らしき若い美女がいたのだ。
当然味方になるべき者を把握したルパンたちの運命は。。。。
公開は今からさかのぼる事35年前の1979年。
劇場用映画から撤退した宮崎駿氏の最初に手がけた劇場版アニメとして有名なのがこのルパン三世 カリオストロの城です。
こちらはルパンの劇場用アニメとしては第2作目となりますね。
ちなみに第1作目はルパンVS複製人間という映画でした。
クローン技術をこの時代に取り扱っていたのは先進的ですね。
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宮崎監督はルパン三世 ファースト・シリーズは全て手がけたわけじゃなくて後半から加わったひとりなんですね。
そんでもってセカンドシリーズも好評を博しましてこの映画へとつながっていきます。
このカリオストロの城でよく言われるのが『古臭さを感じない』『いつの時代で見ても色あせない』といった所でしょうか。
それと何回見ても新しい発見が出来るところがあるんですよね。
それは自分の成長や年代によっても見方が変わってくるからでしょうね。
細かい部分がほんとに面白いんですよ。
例えば次元たちが車で逃げ出そうとするシーンがあるんですが、荷物を急いで詰め込まなきゃいけないんですけど発車する際に落ちそうになる荷物があるんです。
それをギリギリのところでひょっいとつかんで引き戻すシーンなんて実際どーでもいい動作なんですけど改めて見ると次元のクールさとお茶目さとドタバタ感が非常に面白いんですよね。
私は何度も見てたんですけど、今回初めて中一の愛娘と一緒に見る事になったんですけど、娘は基本的にあんまりアニメは見ないんですよ。
まぁー見ないって事はあんまりアニメをおもしろいって感じないからでしょうね。そのかわりドラマはよく見てます。
そんな娘がカリ城に関しては「おもしれー」と食いつくように見てたのには驚かされました。
追っかけアニメとしてはうる星やつらとこのルパン三世はピカイチ作品ですが、名作は追っかけシーンがとにかく秀逸ですよね。
アニメならではのド迫力、ドタバタアクション。そしてコメディーチックな場面やお洒落なセリフ。
子供からおじいちゃんおばあちゃんを引き付ける要素がこの名作にはあるんですよね。
監督と共同脚本が宮崎駿氏で作画監督は大塚康生なんですけど今思えば黄金タッグですよね。
大塚監督と言えばこの時代以下のような仕事をなされています。
未来少年コナン(1978年)
作画監督 ルパン三世 ルパンVS複製人間(1978年) スーパーバイザー
カリオストロの話に戻りますが、この作品が名作と言われる理由を述べよと言われると言葉にして述べるのは大変難しいです。
ただひとつ言えるのは中学生の娘が30年以上前の作品をおもしろいと言ったのはこの作品だけでした。
▼▼▼▼▼▼小学生、中学生の子供と一緒に見てみませんか?▼▼▼▼▼▼
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